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園長より ごあいさつ

明照幼稚園が岩淵幼稚園として岩淵町に設立されてから約100年が経ちました。幼稚園設立の大正末期といえば関東大震災(大正12年)の数年後でした。社会的混乱を乗り越えての設立には多くの困難があったであろうと思います。また当時の幼児をとりまく社会環境は現在とは全く異なった状況であった事は想像に難くはありませんが、地域の方々の教育への熱意や多くの支えがあっての幼稚園設立だったのだろうと思います。

岩淵にある幼稚園の地域環境は大通りや商業施設からも離れた場所にありますが、新しい住宅なども増えて来ており、JR赤羽駅や地下鉄の赤羽岩淵駅からも徒歩圏内なので、電車などで出かける時にも困りません。近隣には荒川やゆりの木公園などの環境があります。小学校がすぐ近くにあり、児童との交流も行われています。子ども達の教育環境には恵まれた地域ではないのかと私は思います。
さて、保護者の皆様も子育てを通して「子どもにとって本当に良い事とは何だろうと」考えられる事は多いと思います。子どもたちのためには良い環境をつくり良い教育をして行きたいと思うのは当然です。時代とともに多くのことが求められるようになってきたのはそういった多くの人の子どもへの思いや願いがあるのでしょう。

幼稚園では時代の流れによって色々な取組みを進めてきました。私たちも悩んだ際にはまず「子どもたちにとって本当によいこととは何か」を考えることにしています。何を教えるのか事細かく決まっている小学校とは違い、幼稚園では子どもの興味を引き出し、遊びや体験を通して行われ、「義務教育及びその後の教育の基礎を培う」(学校教育法第22条)事を基本的目的としています。枝葉に目を取られるのではなく、土の下に伸びて行く根の部分を大切にして行きたいと思うのは幼児教育に関わる者だけではなく、ご家庭の保護者の皆様の多くの願いの中の1つでもあることは間違いがないように思います。

明照幼稚園では遊びを中心に様々な活動が行える広い園庭があり、温水プールや、体育館、畑の施設などを活用し、教職員や体操のコーチ、造形の講師の先生と連携し、様々な保育を行なっています。個人差が大きいのが幼児期の特徴です。子どもたちの成長段階に合わせ、教職員一同協力し、時には優しく、時には愛情の込めた厳しさを持って、1人1人の成長を支えて参りたいと思います。

教育基本法を元に様々な取組をしているのが幼稚園です。皆様のお子様に本当に過ごしてほしいのはどんな形の幼児施設でしょうか。子どもたちには充実した幼児期を過ごしてほしいと願っています。私たちの幼稚園は保護者と共に子どもたちの成長を支えて共に成長してゆける、そんな皆様や子どもたちと歩んで行きたいと思います。
皆様とお会いできることを楽しみにしています。
明照幼稚園園長 高橋正伸

明照幼稚園のあゆみ

1926年(大正15年)12月

:岩淵幼稚園として設立を認可

1931年(昭和 6年) 6月

:明照幼稚園として改称

1985年(昭和60年)11月

:体育館棟完成

1988年(昭和63年) 3月

:学校法人に組織変更

1997年(平成 9年)11月

:温水プール棟完成

2012年(平成24年) 2月

:新園舎完成